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木版画が描く、優しくて懐かしい「模様」。作家・大川菜々子さんが紡ぐぬくもりの世界をポスターに

慌ただしい毎日の中で、ふと目にした瞬間に「あ、なんか落ち着くな」と心が緩む。そんな素敵なアートに出会ったことはありませんか?

今回ご紹介するのは、今注目の木版画作家・イラストレーターの大川菜々子(おおかわ ななこ)さんです。

伝統的な木版画の技法を使いながら、現代の暮らしにそっと寄り添うような優しく温かい作品を生み出している大川さん。彼女の作品の大きな魅力である「模様(パターン)」に注目しながら、その世界観をたっぷりとご紹介します。

大川菜々子さんってどんなアーティスト?

大川菜々子さんは、香川県の小豆島生まれ。武蔵野美術大学大学院の版画コースを修了され、現在は東京と故郷を拠点に活動されています。

大川さんが手がけるのは、主に木版画を用いた作品やイラストレーション。時には切り絵やデジタルといった技法も織り交ぜながら、独自のノスタルジックな世界観を表現しています。

目を凝らすほど愛おしい。大川さんの作品を彩る「3つの模様」

大川さんの作品をじっくり眺めていると、ある共通の魅力に気づきます。それが、作品のあちこちに散りばめられた「優しく、美しい模様」です。

1. 彫刻刀が刻む、ぬくもりのテクスチャ

木版画の最大の魅力は、作家の手によって彫られた「版」そのものが持つ表情です。大川さんの作品には、背景の空や山、波のきらめき、そして大地にいたるまで、細かく丁寧に刻まれた彫刻刀の跡が見られます。 機械的な直線やドットとは違う、手仕事だからこそ生まれるこの「彫り跡の模様」が、画面全体に心地よいリズムと、包み込まれるような温かみを与えています。

2. 暮らしを彩る、レトロで愛らしいパターン

作品に登場する女の子が着ている鳥のモチーフのお洋服、お部屋のクッション、お気に入りのマグカップ……。そこに描かれるテキスタイル(織物・柄)のような模様が、とにかくお洒落で可愛いのです。 どこかノスタルジックで、北欧デザインのようなモダンさも感じられる模様たちは、見ているだけで「こんな雑貨が部屋にあったら素敵だな」とワクワクさせてくれます。

3. 自然や動物たちがみせる、季節の模様

生まれ育った小豆島の豊かな自然を愛する大川さん。植物の葉っぱの並び、花びらの重なり、あるいは猫や鳥たちの愛らしい毛並みなど、自然界が作り出す美しい模様も、大川さんの優しい視線で切り取られています。 1枚の絵の中にたくさんの「小さな模様」が見え隠れするので、遠くから見た時の美しさはもちろん、近くでじっくり見れば見るほど、新しい発見がある楽しさに満ちています。

私たちの暮らしに、大川菜々子さんの「模様」を迎え入れる

大川菜々子さんの作品は、美術館やギャラリーの展示だけでなく、私たちの暮らしに気軽に取り入れられるグッズやポストカードとしても人気を集めています。

手紙社が主催する大人気イベント「紙博」などにも出展されており、お部屋に飾るだけでその空間がパッと優しく、心地よい場所に変わるような力を持っています。

遠くから眺めても優しく、近くで見ると手彫りの細やかな「模様」に引き込まれる――そんな大川菜々子さんの世界を、ぜひあなたのお部屋にも飾ってみませんか?

田園

区画ごとにリズムよく並ぶ田畑と、遠くに連なる山並み。単純化された形と素朴な色合いが、土地の穏やかな時間を伝えます。大川菜々子さんの、日常に静かに寄り添う視線が感じられる作品です。

やさしい朝

日の出の反射で黄金色に染まる朝の海を描いた、大川菜々子さんの描き下ろし作品。海を照らす太陽の光(サンロード)が神々しくも優しく、観るものを包んでくれます。皆さんの心の中にある風景と重ね合わせてご鑑賞ください。

朝の待ち合わせ

山の麓から眺めた、オパールグリーンの空に漂う千切れ雲が印象的な大川菜々子さんの描き下ろし作品。朝の始まりを感じさせてくれますね。皆さんの心の中に浮かぶ風景と重ね合わせてご鑑賞ください。

昼のはじまり

縹色の海を渡る遊覧船はどこに向かうのでしょう。お昼時のゆったりとした時間の流れを感じる、大川菜々子さんの描き下ろし作品。皆さんの心の中にある風景と重ね合わせてご鑑賞ください。

昼間のよりみち

グレイッシュなワントーンで表現された風景画。連なる山々の奥に見えるのはリゾートホテルでしょうか? 皆さんの心の中にある風景と重ね合わせてご鑑賞ください。大川菜々子さんの作品です。

ちいさな夜

連なる山を背景に、消灯したままの灯台と青緑の空に鮮やかに輝く満月、海面に揺らぐ月明かり。全てが絶妙なバランスで配置されています。ご自身の心の中にある風景と重ね合わせてお愉しみください。大川菜々子さんの描き下ろし作品です。